土づくり
土づくり 千年の歴史をあなたのお家へ
土はなんと言っても備前焼の生命です。
「釉薬(うわぐすり)」かけない備前焼は土の良否が作品の良否をかなりの部分で決定すると言っても決して過言ではなりません。作品を作り、そのまま十分乾燥して
から窯へ入れ、松割木を使って焼き上げ、一切釉薬を備前焼は土の味がそのまま作品の味となる焼き物です。詰まり、備前焼ほど、土を吟味し、大事にする焼き物は他にありません。
備前焼の土はいくつかの工程を経てはじめて、「備前焼」の土となります。
備前焼は岡山県和気郡備前町伊部で始められ、1000年の間、脈々と受け継がれてきました。
その間一貫して「釉薬」をを使わず「裸の土の味わい」を生かしてきた歴史のある焼き物です。
近年ではイサムノグチ、魯山人をはじめとする内外の著名な陶芸家達に愛され、広く全国で知られるようなりました。
1949年東京に生まれる、73年上智大学文学部卒業、75年備前焼窯元にて修行、79年森陶岳の「相生大窯」に参加、87年田部美術館大賞茶の湯の造形展入選、一水会陶芸展にて硲奨励賞を受賞、88年一水会陶芸展にて佳作賞受賞、91年焼き締め陶陶芸展にて記念賞受賞、
92年「めん鉢大賞」展入選、93年朝日現代クラフト展招待出品
●主な作品のテーマ:自らのために創っています
●主な制作技法:紐作り、削り仕上げ
●胎土の種類:主に伊部(備前)下松の陶土を用い、水簸はせず、単味(混合しない)で使用
●主に使用する窯の種類:穴窯
●所属団体:岡山県備前焼陶友会
●工房見学:可(JR赤穂線長船駅下車)
●Message:自身の心が動かされるものを、じっくりと見つけ出して下さい。